経営事項審査(経審)とは?徹底解説!
1.経営事項審査(経審)とは?
経営事項審査(以下、経審)とは、公共工事の入札に参加するために必要な審査制度です。建設業者が、国や地方公共団体の工事を受注するには、この審査を受ける必要があります。
経審の結果は「点数化」され、発注者(国や自治体)が企業の評価基準として利用します。高い点数と取ることで、有利な条件で入札に参加できる可能性が高まります。
2.経審が必要な企業とは?
〇 建設業許可を受けた企業のうち、公共工事を請け負う予定がある場合
〇 自治体・国から500万円以上(建築一式工事なら1,500万円以上)の工事を受注する場合
※ 一般の民間工事しか行わない場合は、経審は不要です。
3.経審の流れ
経審を受けるには、以下のステップを踏みます。
①事前準備(決算・経理の整理)
・経営状況や技術者情報を整理
・財務諸表の確認(決算書の準備)
②事前手続き(建設業許可と事業年度終了届の提出)
・建設業許可を取得していることが前提
・事業年度終了届を、税理士や行政書士とともに提出
③経審申請書類の作成・提出
・必要書類(決算書、技術者証明書など)を用意
・都道府県または国土交通省の窓口に申請
④経審結果の公表(点数が決定)
・申請後、審査が行われ総合評定値(P点)が決定
・点数が公表され、入札参加審査に活用される
4.経審の評価項目と点数の決まり方
経審の点数は「経営状況」「経営規模」「技術力」「社会性」の4つの要素で決まります。
評価項目 | 内容 | 影響度 |
①経営状況分析(Y点) | 財務内容の健全性(自己資本比率、利益率など) | 約20% |
②経営規模(X点) | 売上や従業員数 | 約25% |
③技術力(Z点) | 有資格者の人数、工事実績 | 約25% |
④社会性(W点) | 雇用状況、法令遵守、ISO取得など | 約30% |
これらを合算し、「P点(総合評定値)」として算出されます。P点が高いほど入札で有利になります。
5.経審で高得点を取るポイント
〇 財務状況の改善(Y点アップ)
・自己資本を増やし、負債を減らす
・営業利益率を高める
〇 売上と従業員数を増やす(X点アップ)
・事業規模を拡大し、売上高を上げる
・雇用を増やし、従業員を安定させる
〇 資格取得で技術力強化(Z点アップ)
・一級・二級建築施工管理技士などの資格取得を推奨
・実績を積んで技術力を証明
〇 社会性の向上(W点アップ)
・若年雇用、女性、障がい者雇用を増やす
・ISO認証やSDGsの取り組みを導入
6.経審の有効期間と更新
〇 有効期間は1年7か月(審査基準日から)
〇 毎年更新が必要(新たな事業年度終了後、決算報告とともに)
更新を忘れると、入札資格を失うため注意が必要!
7.まとめ
〇 経審は公共工事入札に必須!
〇 点数(P点)が高いほど、入札で有利!
〇 財務状況・技術力・雇用対策で得点アップが可能!
〇 毎年更新が必要!期限切れに注意!
行政書士ができるサポート業務
1 経審申請書類作成・提出代行
2 経営状況分析申請(Y点改善アドバイス)
3 技術者の資格取得サポート(Z点向上)
4 社会性(W点)向上のためのアドバイス
建設業者にとって、経審は非常に重要な審査です。私たち行政書士として、経審の申請サポートや得点アップのアドバイスを提供することで建設業全体のますますの発展に寄与できたらいいなと考えてます。
アヴァンギャルド行政書士
松田裕喜
兵庫県尼崎市稲葉荘2-8-2
TEL 06-6419-4008
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